大道具

 はっきり言って、夢波の大道具はかなりすごい! それは、現在では二代目代表まで務めている大道具ふ〜みんという逸材がいるからだ。
 安い費用でクオリティの高い品々を製作する腕は、夢波にとってなくてはならない存在。木材と発泡スチロールを組みたて、そこに塗装をすれば、モノに命が宿る!


バーのセット

    

 バーを舞台とした第一回公演『街は囁いて』では、椅子は購入したものの、バーカウンター、酒の棚、テーブルは自分たちで製作。大道具製作においてはとても頼りになるふ〜みんが中心となって、団員たちが協力して製作し、落ち着いたオーセンティックなバーを見事に表現した。
 初めての公演に向けてみんなで協力して作ったものであり、思い出に残る品々である。


壊れる壁

  

 第二回公演『刑事☆貴族』でロボット刑事・ロボ村が登場する際に破壊した壁。
 大道具でありながら、それ自体が笑いのポイントとなる点で大変重要な存在であった。枠に薄い発泡スチロールを貼り、あらかじめ割っておくことで壊れる壁を表現した。
 これもまた、大道具ふ〜みんの指示のもとで製作された。


岩場

  

 第三回公演『夢の鉱脈』にて、主役の佐渡和彦が自分の夢を思い出して語るクライマックスシーンなどで使用。
 岩ということでかなり地味ではあるものの、二人の登場人物が座るために強度も要求され、実は作るのがかなり大変だった作品。木の枠を発砲スチロールで覆ってある。これはほとんど、ふ〜みん一人で製作したもので、塗装の上手さにより岩の質感が見事に表現された。


屏風

 

 第四回公演『怪談日和の雨の日に〜冬桜狂咲〜』にて、舞台となる廃寺の堂内を表現するために使用。役者がその裏を使って退場・登場するためにも必要であった大道具。


賽銭箱

 

 第四回公演『怪談日和の雨の日に〜冬桜狂咲〜』にて、舞台となる廃寺の堂内を表現するために使用。廃寺ということで、少し壊れた感じに仕上げた。


巨大精霊馬

   

 第六回公演『天国へのパスポート』で登場し、笑いがたくさん取れた当作品の中でももっとも観客の爆笑を得た。
 人が乗って、しかも動くという、強度・可動性・軽量性が要求されたこの大道具は、これまでの公演の中でも製作が一番大変であった。これまで数々の困難な作品製作を経てきた大道具担当ふ〜みんが、最大級の苦労をした作品である。
 木で枠を作って発泡スチロールで覆った構造で、底部に付けたキャスターで動いている。




 

 第六回公演『天国へのパスポート』で使用した棚。ごく普通の家庭の部屋を演出するのに地味に役立っている。実は、第一回公演『街は囁いて』で製作したバーの酒棚を改造したもの。下の段は観音開きの扉になっているが、ダミーであり実際には開かない。もちろん大道具ふ〜みんによる製作品。




 

 第七回公演『ひとかけらの命』にて、瀬谷探偵事務所に置かれていたもの。物語のメインとなるC・S・C・I研究所との違いを出すために作られたものであり、出番は少なかった。
テーブル

 

 第七回公演『ひとかけらの命』にて、C・S・C・I研究所の部屋におかれていたテーブル。
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