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うらばなし #16

『夢の鉱脈』と『夢の化石』のリンク

 第三回公演『夢の鉱脈』と第五回公演『夢の化石』はともにオリジナル脚本であり、団員の前ちゃんが執筆した作品である。

 二つの物語は、タイトルに「夢の」とは付くくものの、ストーリー上はまったく関係がない。
 しかし、脚本家が同じということで、『夢の化石』には、『夢の鉱脈』を観た人にはちょっとだけ笑えるネタが仕組まれており、二つの物語は同一世界であるという設定になっている。

 まず、『夢の化石』の舞台である伊豆海市に小規模型ショッピングモールの建設を企画している高橋社長に対し、伊豆海市産業観光課の市川課長が言う台詞が「何年か前にも、田尻産業という会社が似たような計画を立てたけど、あっけなく失敗に終わったという例があるからね」。
 この田尻産業というのは、『夢の鉱脈』に登場する会社で、社長の田尻が劇中でレアメタルの採掘事業に失敗したほか、台詞の中で過去にいくつもの失敗をしたことが語られている。『夢の鉱脈』の前か後かはわからないが、その田尻産業が伊豆海市でも事業に失敗していたわけである。
 ちなみに、市川課長と田尻社長を演じたのは、同じフクちゃん。自身が演じた役の失敗談を、別人役でみずから語ったわけである。

 また、物語の後半で、伊豆海市が二十年前に子どもたちから集めた作文を主役の下村が整理しているシーンでは、下村の先輩の田中が勝手に作文を読み始めるが、その一つを読んで「この女の子なんていっぱい書いてあるよ。ファッションデザイナーとカフェの経営と動物の美容師さんだって」と言っている。
 これは、『夢の鉱脈』で、対馬かおりがみんなに語った夢である。かおりが伊豆海市出身で子どもの頃から変わらぬ夢を持ち続けていることが窺える内容となっているのだ。

                   
                     夢を語るかおり。実は伊豆海市出身だった

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